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「リトル・ミス・サンシャイン」(2006,アメリカ)

「リトル・ミス・サンシャイン」(2006,アメリカ)

ジョナサン・デイトン,ヴァレリー・ファリス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007-06-02

“すごく仲が悪いって感じではないがどことなくバラバラな家族だな”というのが、この作品の主人公であるフーヴァー一家に対する私の第一印象でした。
メンバーはヘロイン常習者で老人ホームを追い出された祖父エドウィン、独自の成功論を出版社に売り込もうとする父リチャード、一家を纏めようと奮闘するものの空回りしてしまう母シェリル、夢を叶えるために無言の誓を立てている長男ドウェイン(コミュニケーションは筆談)、ビューティー・クイーンに憧れながら本人はぽっちゃり体型な長女オリーヴ。そこに失恋で自殺未遂を起こした母の兄フランクが加わります。
ある日、オリーブが”リトル・ミス・サンシャイン”という遠方で開催される美少女コンテストの出場権を獲得するのですが、一家は交通費節約のために飛行機ではなく黄色いマイクロバスで”リトル・ミス・サンシャイン”の会場を目指します。
その道中でのエピソードがこの作品のメインになります。
この一家はメンバーの大半が勝ちや成功に対する拘りが強いらしく、台詞に”勝ち組””負け組”という言葉が頻出します。
それは彼らが一般的な”勝ち組”とは異なるスペックの持ち主なせいだからこそかもしれません。
そりゃあ、誰だって失敗するよりは成功したいですよ。
“人から認められたい”とか、”希望の職業に就きたい”とか、”好きになった相手と結ばれたい”とか、そういったことは、誰もが大なり小なり思うことだと思います。
だけど、努力さえすれば全てが叶うとは限りません。
もしかしたら、彼らのように努力しても叶わないケースの方が多いかもしれません。
人生には理想の自分と現実の自分のギャップが付き物です。
作品中のエピソードの1つとして、旅の最中に長男ドウェインにある衝撃的な出来事が起こります。
その出来事は、とても簡単には受け止めらることではない思うのですが、それを(脅威のスピードで)受け入れた彼の台詞はとても印象的でした。
生きていく上で、理想の自分に近づくための努力を怠らないことと、そうじゃない自分を愛することの両方がいかに大切かを教えられた気がします。

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