友達の結婚式の翌日、折角会津若松に来たから何か見ていきたいなということで、白虎隊の学び舎「日新館」を見学しました。
二次会に現地の人が沢山いたので、そこで教えていただきました。
これはやってはいけないことをリストアップした“什の掟”と呼ばれるものです。
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
この辺りは何時の時代も同じですね。
自分に子供がいたら、私も同じ事を教えていたと思います。
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
この2つは時代を感じます。
アイス片手に帰路に着く部活帰りと思しき集団や、高校生ぐらいの初々しいカップルを目にすると、微笑ましいなと思うのですが、そうではない時代もあったんですね。
最後は、
ならぬことはならぬものです
と〆られています。かっこいいw
中はめちゃめちゃ広いです。
だけど、ただ同じような部屋が何部屋も続いている訳ではなく、各部屋に授業の風景を再現したマネキンや資料が展示されていて、楽しい上に見応えがありました。
武士の子供が通った学校なので、読み書き、武術はもちろん、天文学や医学や切腹の作法などのちょっと特殊な授業もあったそうです。
こんな学校通ったら、マルチな人になれちゃいそう。
見た目は公園の池みたいですが、水泳の練習に使われた日本最古のプールだそうです。
私達は建物を見学してそこに飾られている資料に目を通しただけですが、設備が充実しているし、年齡に応じたカリキュラムがしっかりと組まれているし、かなり質の高い教育が受けられる学校という印象でした。
こんなに立派な学校で恐らく良い教育を受けたにも関わらず、白虎隊のメンバーはほぼ全員がその力を発揮すること無く命を絶ってしまいます。
彼らに取っても会津藩に取っても非常に残念な事だと思いました。
お勧めサイト
會津藩校 日新館―会津藩・白虎隊の学び舎
日新館 – Wikipedia