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「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」 渋谷 直角

「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」 渋谷 直角カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生

このマンガが酷い! 2013で1位というだけあって、確かにひどいです。w
かなり好き嫌いが分かれる内容だとは思うのですが、Twitterのサブカル女ソムリエアカウント独身OLのすべてアラサーちゃんなどが好きな人には強くお勧めしたい作品です。
要するに、下衆いです。
本 当 に 下 衆 い で す。

収録作品は以下の通り。

  • 『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』
  • 『空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋』
  • 『ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園』
  • 『口の上手い売れっ子ライター/編集者に仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画 (MASH UP)』

タイトルだけで既に下衆スピリッツが刺激されまくり。
そして、肝心の内容も期待を裏切りません。

収録作品の主人公全員の共通点は“何者かになりたい凡人”であること。
彼らが自分の道を突き進む姿は、夢を叶えるための手段というよりも、自分が凡人であるという事実から目を背けるために何かに打ち込んでいるように見えます。
こういう人達をあざ笑うのは簡単なのですが、彼らのような人達と手堅い人生を歩んでいる人達の境界はあってないようなものだと思います。
いつ誰がこういう状況に陥るかは分かりません。
『カフェで~』のカーミィの“有名になりたい…!!!手段は問わない…!!!”といい、『空の写真と~』のkenの“誰もオレのことをわかってくれない”といい、似たような気持ちを持ったことが1度も無いと言い切れる人はどれだけいるのでしょうか。
あとがきに書かれているように、まさにブーメラン!

実を言うと私も、20歳頃までは“特になりたい職業とかは無いけど、何となく主婦とOLだけは嫌だな”という願望を抱いていたのですが、15年後の今は主婦かつOLかつ凡人です。
当事の私は、紛れもなく彼らと同じ何かをこじらせていたんだと思います。
自分の人生に対する満足度は別段低くは無いと思うのですが、こじらせていた頃のヤングゥだった自分に今の自分の姿を見せようものなら、発狂しかねません。

個人的には作中に登場する彼らのTwitter、ブログ、雑誌記事等をめんどくさがらずにチェックして欲しいです。
ある程度インターネットを利用する人であれば“フォロワーよりもフォローの方が多いな。きっと、飲み会で1度会っただけの業界人なんかを一方的にフォローしまくってるんだろうな”とか、“あー、確かにこういうブログを書いてる人ってアメブロ使う人が多そう”とか、そんなことを考えながら眺めていると楽しくなってくると思います。

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