トップ  >  Culture >  { 映画:★★★★☆ } 「おおかみこどもの雨と雪」(2012,日本)

{ 映画:★★★★☆ } 「おおかみこどもの雨と雪」(2012,日本)

{ 映画:★★★★☆ } 「おおかみこどもの雨と雪」(2012,日本){ 映画:★★★★☆ } 「おおかみこどもの雨と雪」(2012,日本)

子供がいない私にとって、子育ては完全に未知の領域です。
“想像を絶する程幸せで、想像を絶する程大変なことだろう”という漠然としたイメージはあるものの、なんせ未経験なので私は子育てのことは何も知らないに等しいはずです。

さて、この作品のヒロイン花の場合、平均よりも若い年齢で母親になるわ、出産後間もなく子供の父親に先立たれるわ、子供たちも普通の子供とは勝手が違うわ、特に相談相手もいないわ、ただでさえ大変な子育ての中でもかなりのハードモードです。
言葉を話さない赤ちゃんと長時間共に過ごすのは、下手に1人でいるよりもずっと孤独を感じることもあるかと思います。
頼れる人の居ない中での子育てであれば尚のこと。
私が同じ状況に陥ったら確実にヒスを起こす自信があるのですが、花は子供の悪戯に声を荒げる事も無く常に穏やかです。

娘の雪が花の言うことを素直に聞き入れたときに、花が雪に「ありがとう」と言うシーンがあります。
私だったら同じセリフを言えるだろうかと、考えさせられました。
このシーンでは、元々悪いのは雪だったので雪が折れるのは当然と言えば当然なのですが、そうであっても自分の非を認めるのは勇気のいることだったはずです。
その結果返ってきた言葉が「ありがとう」ではなく「次からは気を付けなさい」(←私が言いそうなセリフ)等だったら、言われた子供はさぞかし絶望的な気持ちになり、自分の非を認めることのハードルが上がってしまうだろうと思います。
子供を育てる上で、そして身内以外の人と接する上でも、相手の良い部分を肯定することは重要です。
架空の人物と全く同じ行動は無理にしても、見習いたいです。

子育ての大変さが鮮明に描かれているので終始涙が止まらなかったのですが、それでも見ているうちに不思議と子供が欲しくなってきます。

お勧めアイテム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL

http://toyo-kibun.info/archives/9752/trackback